家で過ごす時間が長い毎日。運動不足やテレワークでの足のむくみ・ストレスなど感じていませんか?美容や健康・ダイエットの1つとして“半身浴”を取り入れている女性は多いですよね。ただ湯船に半分ぐらいお湯を入れて入ればいいというものではなく、実は半身浴にも、温度から入浴時間まで効果を高める正しいやり方があるんです。今回は効果を最大限アップするための正しい“半身浴”(事前に用意が必要な物や、入浴時間、適切なお湯の温度まで)をチェックしていきましょう!
おへそから胸までの間を湯面ライン(みぞおちあたりが適当)にもってきて、下半身だけが湯船につかる入浴法です。温泉などで段差があれば腰掛けたり、ご家庭では、低いバスチェアに腰掛けるなどして位置を調整します。
美容と健康におすすめというのは、よく言われていますが、具体的にどういう効果があるのかみていきましょう。
ゆっくり体をあたためていくため、じんわりと汗をかき毛穴が開き、体内の老廃物や余分な皮脂、汗などが出やすくなるので、毛穴の中の汚れも出すことができます。
半身浴のダイエット効果は、一気に汗を出して体重を落とすというようなものではなく、徐々に身体が温まることで血行が良くなり、老廃物がたまりにくい身体にするということになります。
ゆっくりと体を温め質の良い発汗を促す半身浴をすることによって、血行が良くなり、老廃物や毒素などの排出を助ける汗腺機能を鍛えることができ、一年を通じて体内を健康な状態に保つデトックス効果が期待できます。
熱いお湯は自律神経の交感神経を刺激してしまいますが、ぬるめの半身浴だとリラックスした気分になり、副交感神経が優位になり、疲労が取れやすくなります。疲労回復には、38°Cくらいが適温です。
全身の血行が良くなるとリンパの流れもよくなり、余分な水分や老廃物を汗と一緒に体外に出すことができるので、むくみの改善効果が期待できます。
体温が下がるときに眠気はやってきます。半身浴で芯まで温まった身体は汗をかいて体温を下げようとし、さらに身体に負担のかからずリラックスした状態なので、自然と眠気をさそって安眠へと導いてくれます。
<style=”color:#f60;”>\半身浴の基本のやり方をおさらい/
食事のあと30分~1時間はあける
食後は胃腸が活発に動いていて、血液が胃腸に集まっています。そのタイミングに半身浴で血液の循環を促してしまうと、胃腸の働きが悪くなり消化不良を起こす危険性があります。食事のあとは、30分~1時間あけてから半身浴をしましょう。(飲酒後は控えましょう)
入浴前の準備
半身浴をするにあたり、事前に用意するものは2つ。1つは水分補給用の水、もう1つは乾いたフェイスタオルです!半身浴中は短時間でもかなり汗をかくので、こまめな水分補給が必須。さらに、代謝をうながして汗をかきやすくするためにも入浴30~40分前にコップ1杯の水分補給をしておきます。フェイスタオルは湯船に浸からない肩~上半身にかける用に準備します。
浴室は温かく
上半身が冷えないように、事前に湯船のフタを開けるなどして、浴室をあたためておきます。いきなりはいるのではなく、足先からかけ湯をして徐々に慣らしていきましょう。
温度は38°Cくらいに
38°C前後のぬるめのお湯で身体の芯から徐々に温めるようにしましょう。汗をかきたいからと熱めにすると心拍数が上がり身体に負担がかかりのぼせにもつながります。
半身浴の時間は20分~30分
じんわりと汗をかき始めたら、血行がよくなり温まっている証拠。適した時間は、人それぞれ、時間はあくまで目安ですが、長く入るほど良いというわけではありません。体に負担がかからない20分~30分がおすすめです。
水分補給は、少量を数回に分けて
用意していた水は、少量ずつ数回に分けて飲みます。自分では気づかなくても身体は水分を欲しているので、喉がカラカラに乾いてしまう前に意識して飲むようにすること。冷やした水ではなく、常温の水がベストです!
このように、正しく取り入れればいろんな効果が得られる半身浴。好きな本を読んだりリラックスできる香りやキャンドルなんかを持ち込んで、ゆったりと楽しい時間を過ごしてみてください。即効性を期待するよりは、健康的な生活を送るための体質づくりを助けてくれるものですが、これまでとは違う環境で疲れやストレス・運動不足を感じている方は、ぜひ半身浴を習慣にして徐々に体質改善目指していきましょう。